エトワールの凱旋門は、ナポレオンの時代に建てられた建造物で、シャルル・ド・ゴール市場に位置している。凱旋門は、フランス語でアルクド・トリーンヨフといい戦勝のアーチの意味。したがって凱旋門自体はパリにも多数存在するが、一般的に凱旋門といえばこのエトワールの凱旋門をさす。このエトワールの凱旋門を中心に、シャンゼリゼ通りをはじめ12の通りが放射線状に延びており、この広場は星の広場とも呼ばれている。
エトワールの凱旋門は、1806年アウステルリッツの戦いに勝利した記念に、ナポレオンの命令によって建設が始まった。完成は1836年だが、ナポレオンは凱旋門が完成する前に死亡している。古代ローマを模範とする新古典主義の代表作。
他情報
【そのほかのパリの凱旋門】
・カルーゼル凱旋門
1808年完成。ルーブル宮の西にある。
・サン・ドニ門
パリにある門の中で一番歴史のある門で1672年完成。
・サン・マルタン門
サンドニ門の2年後に作られた。
【その他】
・エトワールの凱旋門の下には、第一次世界大戦中に倒れた一人の無名戦士のお墓がある。
・凱旋門は、階段を使って上ることができ、上からはパリの街を一望できる。