ソウルには地下鉄が10路線(仁川1号線も含める)ある。経営母体が、3種類あり、ソウル市(公社)や国鉄などが関与している。現在、初乗り1,000ウォンと日本の地下鉄と比べて低料金であり、「T-money」カードを使用すれば、乗車も乗り換えも楽々とこなせるうえに、さらに100ウォンほどの割引サービスも受けられる。「T-money」を利用して便利かつ、節約もできるのだ。ソウルの地下鉄と、日本の地下鉄の大きな違いは、携帯電話の使用の有無である。韓国では、車内での使用を禁止してはいない。アンテナもトンネル内にくまなく張り巡らされていて、何人もの人間が走行中に携帯電話を使用している。尚,軍事上地下での撮影は禁じられている。また、空港鉄道がソウル駅までつながり、地下鉄と併用すると、仁川空港や金浦空港まで早く行くことができるようになりました。
地下鉄ですが、路線によっては、ところどころ地上を走っています。スイカと同じ感覚です。
■路線
1号線だけ日本と同じ左側通行で、それ以外は右側通行である。3けた数字で、1号線であれば100番台で表している。交通手段としてとても便利に感じるのは、路線によってシンボルカラーが決まっている事と駅にも番号がついている事。地下鉄の路線図を広げれば、乗り換え駅には乗り換えのマークもついているので乗り過ごすことなく、スムーズに乗り換えもできるだろう。
※各路線のシンボルカラーは下記の通り。
・1号線:紺
・2号線:緑
・3号線:オレンジ
・4号線:水色
・5号線:紫
・6号線:黄土
・7号線:オリーブ
・8号線:ピンク
・9号線:ゴールド
・盆唐(ブンダン)線:黄色
・国鉄中央線:エメラルド
■T-money
韓国版suicaである。これは本当に便利。お金をチャージすれば何回でも使える。ハングルで書かれた行き先の切符を、その都度料金を確かめながら切符を買わなくていいので、外国人にやさしいシステム。何度も旅行来ている方には買っておくことをオススメする。ストラップ型もあり、現地の人は、ストラップ型は携帯につけ、カード型は財布に入れて財布ごと機械にかざす人が多い。コンビニや、書店、また専用の自動販売機等で手に入る。
■乗車券
乗車券はデポジット制に統一され、1,500ウォンで一回用の切符を買ったら使いきった後に専用の機械にカードを返して500ウォン貰うと言う使い捨て交通カードのシステムになった。切符販売機も、T-moneyのチャージも出来る機械と一緒になって英語、日本語、中国語の対応も可能なので分かりやすい。
(参考ノート)
・使い捨て交通カード http://m.utravelnote.com/seoul/etc/card
・T-money http://m.utravelnote.com/seoul/etc/tmoney
■車内
以前、韓国では地下鉄火災で多くの人が犠牲になった影響で、座席は金属になり冬は座ると冷たく、硬さがあるので長い時間座っているのは厳しい。滑りやすいズボン履いてると、すべるのも短点。しかし、最近では、また座る部分だけシートが敷かれるようになったとか。地下鉄の中で、モノを売りに来るオバチャンやおじさんも多い。通販番組のようにお掃除用品を説明しだし、誰も買わないとその場から、何事もなかったように去っていく。
■新着情報
・2013年11月30日、地下鉄盆唐線往十里⇔水原開通!
(往十里駅→ソウルの森駅→狎鴎亭ロデオ駅→江南区庁駅→陶穀→スソ→福井→モラン→ジョンジャ→水原)
・2012年12月1日、盆唐線・器興(キフン)駅-網浦(マンポ)駅の区間が開通!
(器興→上葛→清明→霊通→網浦)
・2012年10月6日、地下鉄2号線・盆唐線宣陵(ソルルン)駅から地下鉄2・5号線・中央線往十里(ワンシムニ)駅の区間が開通!
(宣陵駅→宣靖陵駅→江南区庁駅→狎鴎亭ロデオ駅→ソウルの森駅→往十里駅)
地下鉄駅ホームにある路線図(2010.11.10) |
ソウル市中心部 路線図 (2010.11.10 韓国語&英語) |
東大門運動場(205)駅の名前が、東大門歴史文化公園(등대문 역사문화공원・トンデムンヨクサムナコンウォン)に変更した。 |
■その他情報
・ソウル市内の地下鉄はとっても簡単!
・日本と同じように色別で分かれているし、ハングル・アルファベット・漢字・番号で書いてあるので迷うことも無い。
・日本人が行きそうな駅は、日本語アナウンスも流れていてビックリ!
・注意したほうが良いのは、地下鉄の入り口はエスカレーターが無いところが多い。駅のエスカレーターも止まっていることもある。
・小さなお子さんを連れて行こうと思っている人はベビーカーは大変だと思う。
・駅は線路に下りないように、ガラス張り。
・ホームには、TVなどもあって待ってるのも楽しい。
・電車の中では防寒グッズやお掃除用品などを売るオバサンなどもいて(しかも通販の宣伝のように説明してるし)日本では見かけない光景なので楽しい。
・改札を出ると、コスメショップやパジャマや下着などが売ってるお店があったり、ワッフル屋さんがある駅は甘くていい匂いが漂う。
・鍾路3街駅は3つの路線の共通駅ですが、実は乗り換えるのにかなりの距離を歩いたり、階段の上り下りが大変です。
スーツケースなどの重い荷物を持って歩くのは大変です。
・地下鉄利用には、一部でエスカレーターがあるものの、基本的には、階段の上り下りが多いので、重い荷物を持っての移動は厳しいです。