海のステーキともいえる、ふぐ料理。日本で食べようとするとなかなかの奮発ですが、ここ明洞から地下鉄4号線で一駅先の忠武路に、美味しくて安くふぐ料理が食べられるお店があります。その名も釜山ポッチブ。なぜ釜山かというと、もともと釜山で義母がやっていた家業を今のオーナーが継ぎ、12年を経てここ忠武路に移ったからだそうです。釜山ポッチブは2階建てで1階はテーブル席、2階はお座敷になっています。広々としたお店の壁にはふぐの大きな模型が飾られ、韓国の放送局SBSやMBCのグルメ番組で放送された模様や、新聞で紹介された記事などがパネルで展示されています。立地が決して良くないのにこれほど有名なのは、やはり昔から通う地元の常連たちによる根強い人気が理由でしょう。昼間から、周囲のサラリーマンが押し寄せて手軽にふぐ料理を楽しんでいきます。飲みすぎた翌日などは、「酔い醒まし」として、ふぐの鍋を食べる方も多いのだそうです。これはふぐのスープがサッパリして口当たり良く、消化にも良いからですね。
釜山ポッチブの調理師たちは皆、ふぐ調理師の免許を持っているので安心してふぐを堪能できます。また、ふぐの種類にもたくさんありますが、釜山ポッチブでは高級ふぐとして名高い「メフグ」と「マフグ」のみを使用しています。
釜山ポッチブのメイン料理はふぐのちり鍋と、ピリ辛のふぐ鍋料理でそれぞれ1人前10,000Wからあります。また、ふぐのプルコギという韓国ならではのふぐ料理もあります。ふぐのプルコギは、鉄板の上にふぐの身とエリンギ、セリをのせ、コチュジャンベースのソースを絡めて炒める料理です。赤いので一見辛そうですが、ピリ辛程度で日本の方でも十分食べられる辛さです。ふぐ料理を堪能した後は、残り汁でチャーハンを召し上がってはいかがでしょう。ふぐのさっぱりとしながら深みのあるダシとご飯が最高の相性で、お腹が一杯になってもついつい食べてしまいます。釜山から伝わる40年伝統のふぐ料理の味を是非釜山ポッチブで味わってみてください。
■ふぐチリ、ふぐのピリ辛鍋作り方
お鍋いっぱいに豆もやしを入れます。 |
豆もやしを少し煮てからふぐの身を入れます。本当に鶏の腿肉のようなふぐの身です。 |
最後にセリを入れてもう少し似ます。 |
これを辛く味付けすればメウンタンの完成です。シンプルですが、何よりふぐの旨みがよく出ていて、具が邪魔をしないので、ふぐそのものの味をよく味わうことができます。 |
わさび醤油につけて食べます。 そのままでも美味しいですが、少しわさび醤油をつけると味にメリハリがついて美味しいです。淡白なふぐにはわさび醤油がよく合います。
鶏肉のような柔らかくホクホクした食感ながら、鶏肉よりもサッパリしているのでいくらでも食べられますよ。
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■ふぐのピリ辛炒め(プルコギ)&締めのチャーハン
ふぐの身がぶつ切りになったものがふんだんに入ったプルコギ! |
他にはキノコ、セリ、青唐辛子しか入ってません。シンプルだけどその分、十分にふぐを満喫できる炒め料理です。 |
プルコギを食べた後は、残った汁でチャーハンをして締めます。 |
チャーハンはメウンタン、チリ鍋でも出来ますよ! |
■付け合せのおかず
にんにく |
塩辛 |
水キムチ |
ふぐの皮の和え物 生のふぐの皮を和えたものです。 皮は柔らかい食感で酸味とほんのり甘みが効いた味です。 お酒のつまみとしても最高の一品です。 皮に含まれたコラーゲンはお肌の美容にもとても良いんですよ。 |