韓国も日本も主食はご飯!よって日本にお粥があるように韓国にもお粥があります。ただ、日本ではお粥が「病人が食べるもの」というイメージが強いのに反し、韓国では一般的に朝ごはんや軽い昼ごはんとして食べる立派な伝統料理の一つなのです。具も、あわびや海老などの海鮮類やきのこ、野菜をふんだんに使ってとっても豪華!栄養満点で消化にも良い健康食です。あずきで作ったパッチュッや、カボチャで作ったホバッチュッなどほのかに甘くおやつのように食べられるものもあります。中でも明洞には粥専門店がたくさんありますが、明洞で初めて粥専門店として出発したお店がまさにここ、明洞栄養粥専門店なのです。路地に面しているため少々見つけづらい立地にも関わらずお店の人気は国内とどまらず日本にも響き、かの村山元首相もご来店されたという程です。昼時になると地元のビジネスマンや観光客であふれかえって行列になることも多々あります。お店は地下一階にあり、面積も小さめですが、丹精こめて作られた一級のお粥と社長の朗らかな人柄でお客さんの足は絶えません。お店のフロアまで続く階段には今まで訪問されたお客さんのサインや感想がいっぱい!社長の似顔絵なども描かれてあり、微笑ましく温かい雰囲気を出しています。人気のお粥は自然産の松茸と韓国産アワビをふんだんに使った大長今粥。アワビのダシとゴマ油の香りが何とも食欲をそそります。鶏肉と野菜が入った鶏粥やビタミンが豊富で自然な甘味が美味しいカボチャ粥なども人気メニューです。お粥に使われる米は利川(イチョン)の高級米、食材は健康で高価な一級品のみを使用しています。少し値段が高めでも、その分味に品格が出ています。また、お店の壁一面にパネルが貼られ、そこにはソウルでお勧めの観光名所の説明や行き方が詳しく書かれています。こういった観光客への細やかな気配りが人気の秘訣なのですね。お粥と一緒に出るイカキムチや白菜のキムチのお土産販売もやっていますよ。明洞で老舗のお粥をぜひご賞味ください。