日本人観光客の姿でにぎわう明洞にある「シゴルパッサン」。韓国オモニの味を存分に楽しめる料理屋で、ずらりと並ぶおかずの数は壮観だ。メニューが広島にありそうなしゃもじに書いてあるのがご愛敬。オーダーしたのは店名にもなっている「シゴルパッサン(一人5000ウォン)」。「田舎の食膳」という意味である。「シゴルパッサン」では、1人で行くと15種類、2人で行くと21種類、3人で行くと29種類、4人で行くと36種類のおかずが付いてくる。
オーダーしてしばらくすると、少量多品種のおかずが並ぶこと26種類。それにご飯と味噌汁が付いて、これだけでテーブルがほぼいっぱいになってしまう。傾向として野菜類が多い。品数に圧倒されたが、やはりおかずはおかず。主役がいないのがちょっと不満。韓定食は全部が主役級だが、こちらは脇役の集合体といったかんじ。味はそれなりで、量は全部食べたらさすがにお腹いっぱいになるほどだ。また、日本人には必ず「茶碗蒸し」(ケランチム)を勧めるというクチコミもある。試してみたい人は追加注文してみても良いだろう。