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南大門市場

 3.7  |  ソウル | 市場・専門街
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韓国の生活を肌で感じ取れる場所、南大門市場!!

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韓国最大の総合市場と言えば「南大門市場」。特級ホテルや都心からも近いので、旅行者にも人気のスポット!「南大門市場」は、韓国語では「ナムデムンシジャン」と呼ぶので、「なんだいもんしじょう」ではピンとこない。ここは、よく同じ市内にある東大門市場と比較されるが、東大門よりは都心にあるので、市場の範囲は狭い。とはいえ、約400m四方に、10500軒ほどの店が詰まった巨大な市場である。バンコクにも、チャト チャック市場とよばれる1万軒越えの市場があるが、そちらは平屋のバラックは中心だ。一方、南大門市場は複数のビルを含み、市場としては近代的な方である。 このような市場は、日本には残念ながら存在しない。大通りに近くなると、革製品やフェイクのバッグ類を売る店が、多くなる。店頭の客引きは、流暢な日本語を操って、ビトンありますよとか、ローレックスはどうですかと、店に呼び込もうとする。ここでは、普通では叶えられない欲望を、そして人間の虚飾をたやすく満足させてくれる。世界のセレブにむけたブランドと言う 知と汗の結晶を、あざ笑うかのように庶民のものにする反逆の街だ。他にも、衣類やアクセサリー、食料品、食器、革製品、メガネ、おもちゃ、花、高麗人参、韓国の伝統商品など何でも揃っていて、無いものは無い。 元々、安いこと知られている南大門市場だが、やはり市場に来たからには値引き交渉も買物のうち。賢く値切って、楽しいショッピングを楽しみたい。また、眼鏡屋さん多く、ナント150件あまりのお店があり、値段も安いので、眼鏡の大人買いをしてもお財布には優しい。

韓国の人は、百貨店、スーパー、市場を買うものによって使い分けていると思われる。この市場は、朝はそれほど早くなく、午前7時ごろ行っても,飲食関係の店が開いている程度で、物販は午前9時から10時ころからである。閉まるのは店によってまちまちであるが、20時から22時ころかと思われる。市場という名の、巨大ショッピングタウンといった方が正しいかもしれない。飲食店は、むしろ夕方からの方が活気が出てくるようで、日本人も多いことから、日本語メニュー の看板を掲げる店も多い。メニューのサンプルは、日本であれば、本物そっくりに蝋などでできたものを並べるが、ショーウインドウなどのない市場の店では、店先に本物を並べるので、非常にリアルで食をそそられる。南大門市場は、一般店舗市場とビル市場の二本立てで、一般店舗市場は西半分(ソウル駅寄り)に固まっており、雑貨・食料・青果・鮮魚などが多い。それに 対してビル市場は、C館、D館などと分かれ、東側(新世界百貨店〔シンセゲペッカジョム〕・明洞寄り)に固まっている。ビル市場には衣料品をはじめ、日用品 や寝具、雑貨、花などもある。もちろん。道路上に建っている露店系はいたるところにある想像以上の市場。日本の商店街より、狭い通りに向かいあうように、小さいお店がひしめきあっている。店舗が無く、路上で品物を積み上げているのも当たり前。そんな狭くガヤガヤした通りを行き交う人々と、その人混みを縫うように走る車やバイク。現代の日本ではちょっと目にすることの無い光景だが、ちょっと子連れには危険過ぎるかも。バイクや車が、どんどん普通に走ってくるので一時も気が抜けないと言うのも事実。値段は、交渉次第なのか商品にはほとんど値札が付いていない事もある。でも、市場はどこでもそうだが、人々の熱気と活力を感じ、雰囲気を味わうだけでも良いスポット。



利用方法


明洞から南大門市場へは歩いていける。約15分くらい。

・ニセモノ商品売りのメッカで、ちょっと歩くと…
店員A:「完璧なニセモノありますよ~。」って、完璧な日本語。
店員B:「幻の時計あるから、見ていって~~。」マ・ボ・ロ・シ?
店員C:「こっちきてごらん~。見るだけで良いよ~。」ちょっとゆっくり歩いちゃうと、手を捕まれて引っ張られそうになる。



役立つ情報


・道端で話しかけてくる人には注意したほうが良いとのこと。
・日本人には、客引きが多いのでシカトすること!

・12月になると、クリスマス用の装飾販売店が出没します。日本より安いので、家で飾る為に購入してもよいかもしれません。



他情報


■北西部
・南大門口から入ると、雑貨や食料品(青果除く)の店が並んでいる。この辺りは,韓国人専用に近い区域で、日本人観光客がわざわざ買っていくようなものはほとんど売られていないが、値段は安いので、長期滞在の日本人には必要な地区ともいえる。

・道の両側に店舗があり、道の真ん中などに屋台(ワゴン)がある。ワ ゴン品はかなり安いといえるが、交渉またはまとめ買いでさらに安くなるので、くつ下1足1000Wが20~30%引きにはなるだろう。

・別のワゴンでは、雑貨に混じってタコが売られていたり。

・旅行には最適のグッズで肩や首など凝ったところを押す指圧道具も販売。指圧となる足が8本もあるので広範囲にわたっ て心地いい。1個1000Wくらい。
・日本の製品も売られているが、店によっては食料品と雑貨がゴチャゴチャに並べられているところもある。

・カップ麺は韓国オリジナルもあるが、日本からの輸入品がそのまま売られている。値段は日本より高くなってしまうので、あまり買う人はいないのではないかと思う。むしろ日本人が、夜食に買い求めていくのではなかろうか。

・食料品は豊富で、ある店では店頭にずらっと並べられていて、どこからどういう風に手に取ったらよいか迷ってしまう。
・西部地区の通りは、圧倒的に韓国人が多い。日本人観光客が泊まっている明洞地区は東側なので、あまりここまでは来ないよう。

・子どもの水着が店先にぶらさげてあったり。どう見ても著作権侵害だろうが、南大門市場では常識である。

・一方韓国のオリジナルキャラクターらしきものもある。

・とにかく韓国らしさを味わうにはもってこいの場所。東部ばかりでなく、西部に足を踏み入れなくては面白くない。

 

■南西部~中央部

・一般店舗市場の中心に入ってくると、日本人を意識した店が多くなってくる。

・日本語が看板や窓ガラスに書かれ、「安さ」や「品質」などを強調している。

・とくにメインストリートでは、日本人がよく購入する高麗人参やメガネの店がやたらに目立つ。

・ここで売っている高麗人参は、たいがい東部の薬令市場から の仕入れなので、価格が上乗せになっていて、安さを強調しているわりには安くはない。安い高麗人参を買おうと思ったら、薬令市場に行くのが一番。

・メガネは、30000Wからあるが、日本の格安メガネと値段の差はない。しかし、10分足らずで作ってしまう速さには日本は完敗である。メガネが、必要な人はここで作っても損はない。

・日本語が書かれた店では日本語が通じるので、ハングルがまったくだめでも失敗のないちゃんとした買物ができる。
・決して日本人観光客向けの店が並んでいるわけではない。韓国人向けの雑貨や食品も売られている。

・石で作られたビビンパプの容器や焼肉用の鍋など、日本の一般の店では、なかなかお目にかからないものを見ることもできる。

・道路上では店舗を持たないアジュンマが店開きをしている。

・エゴマの葉や 青トウガラシなどの野菜を売っている。エゴマの葉は、焼肉と一緒に巻いて食べる薬味のような野菜で、苦味があるので、好みは分かれるが、最近は体にいいので缶詰を買う人も多い。

・青トウガラシには、辛いものと辛くないものがあるが、見分けはつかない。かといって日本語が通じないので、辛くないものを買うのは生易しいことではない。

  

■南部・西部裏通り

・南部と西部の裏通りは、青果・魚・肉などの生鮮食料品が多い。

・雑貨や衣料などの店も混在し、肉を売っている隣で衣類が売られたりしていて、人々の活気も他の場所よりはあるよう。

・東京よりカラッとしているとはいえ、真夏の炎天下でも、屋外で魚が売られている。

・日本と同じような魚を食すので、見ていても何ら違和感は覚えず、日本の市場と見間違うほどである。タコ、イカ、タチウオなどおなじみの魚ばかり。

韓国伝統菓子を売る店もある。韓国の菓子は、餅米を使うものが多く、餡やナッツを組み合わせたりするので、日本の菓子とはちょっと違うが、ケーキの部類とはまったく違い、日本(和菓子)には近い。甘さは、和菓子よりもあるので、甘党ではない限り、たくさんは胃袋に入らない。

・このあたりの裏通りは、表通りよりは狭い。

・食品を売る店と飲食店(といっても屋台に毛の生えたよう店だが)がひたすら並び、店主がそばで待機しているのだが、午前中は来客もまばらで暇そうにしている。ここが混雑するのは、朝の早いうちと夕方だろう。

・奥に入っていくと暗い通りもある。仕事をしているのか、していないのかわからないほど、シーンとしていてる。時折、出前を運ぶおばさんが通り過ぎるくらいの路地。

・出前は頭の上に載せて運ぶのが基本で、どこかしら東南アジアを髣髴させる光景。

・さらに南下すると、アーケード状の食堂街に達する。

・通りを挟んで、両側にカウンターだけの小さな店が20店ばかり並んでいる。

・夕方ともなると、ちょっと一杯とおつまみ目当てに来る人も多い。日本の屋台感覚だが、値段はこちらが激安で、ぼったくりはまずないので、安心して 食べたり、飲んだりすることができる。

・他にも安い店が多く集まっているので、南大門市場でお腹がすいたらこの辺りで食べるのも一案である。

 

■ビル市場

・ビル市場は、東大門市場よりは建物数は少ないが、それでも10棟ほどの中層ビルに入っている店舗数はかなりのものである。

・ビル内の通路を全部歩くと、数キロになってしまうので、すべてを見て歩くことは不可能である。

・幸い、棟によって商品群が異なり、また同じフロアーには同じ商品群の店舗が入るよ うになっている。

・棟同士は、各階とも外廊下でつながっており、ここから眺める市場の様子は圧巻である。

・通路は概して狭く、人のすれ違いができるほどしかないので、商品の搬入には相当苦労しているだろう。

・所狭しと並べられた商品は品数が多く、国内品、輸入品などないものはないと言えるだろう。

・値札は貼られていることが多いが、やはり市場だけに交渉が肝心である。
・欲しい物を絞り、その品物が集まっているフロアーを集中的にまわることが、このビル市場では早道である。

・話のタネに、一通り見て回ることはできるが、徒労に終わる可能性があるので、行く前に準備を周到しておこう。
・迷路とはいわないが、行く前によく調べた方がいいのがビル市場。

・どの建物も似たような外観なので、まず行きたいところに行き着くかが当面の問題である。

・衣類や雑貨だけだと思った品物が、生花まであるのには驚く。それも、このような生モノは1階にありそうなものだが、ビルの上のほうのワンフロアーを占めている。

・行けば行ったで、驚くことも多いビル市場は、東南アジアではなかなかお目にかかれない。

・ベトナムやマレーシアには2階建てくらいの大きな建物に小さな店が集まっている市場はあるが、ビルがいくつも集まって建っているのは、たぶん韓国だけだろう。
・ビルとビルの間の渡り廊下から、下の市場の様子を見渡すと、雑然とした市場の雰囲気が視覚から伝わってくる。

・東アジア~東南アジア全体で見ることのできるこの風景はなぜか日本にはない。たぶん東シナ海を渡りきれなかったのだろう。

 

■ビル市場・東側
・ビル市場の東側の一般店舗市場と、ビル市場に挟まれた市場の辺りは、午前中でもかなり混み合っている。

・この辺りは衣類が圧倒的に多い。Tシャツ、スーツ、下着などありとあらゆる衣類が豊富に並んでいる。

・アジアからの観光客向けの韓流スターグッズの店もあるが、明洞ほどではない。

・道の真ん中にも店を開いている人も多く、また人並みがあるので、真っ直ぐ歩くことは困難である。

・店の数も半端ではなく、あちこちに目移りすると、人にもぶつかるし、歩きにくいことはこの上ない。

・西側は、観光客向けののりやキムチなど乾物・発酵食品やメガネなどの店が軒を連ねていたが、こちら東側はほとんど地元向けの店のオンパレードである。よって、南大門市場の雰囲気がいちばん伝わってくるのがこの辺りともいえよう。

・品数は豊富で、日本語も通じることが多い。というより,店先から日本語で話しかけてくるので、完全無視を決め込むことも難しいかもしれない。日本人は見ればわかるよう。
・ミリタリー用品の店もあり、韓国にも米軍が駐留しているので、その放出品か横流しとみられる品物もあるし,韓国軍の迷彩服とおぼしき品物もある。日本で 自衛隊のグッズや米軍放出品を売っているようなものだから、日本では考えられないことだ。

・道の真ん中に置かれている垢すりグッズ、日本人観光客にも人気で束で買っていく人が多いとか。

・色鮮やかなチマ・チョゴリの店もあり。

 

■一般店舗市場・北側

・この辺りは、明洞方面からの進入路にあたるので、人の数はもっとも多い。

明洞から来ると新世界百貨店を経て、南大門市場のいちばん東側に到達する。

・人が多いといっても、南大門市場の中では最も道幅が広いので、歩くのが困難になることはない。

・しかし、ワゴン セールのように、道の真ん中で店を開いている場合が他の地域よりも多いので、意外と道幅は狭くなっているのが現状だ。

・店舗を構えている店では、衣類、カバン、靴などの販売店が多い。
・北側の韓国銀行本店(隣は貨幣金融博物館)のある通り(南大門路)に出る路地には、飲食店が並ぶ。

・南大門に出ると、ワゴンでブタの貯金箱だ、金属の箸とスプーンのセットだ、などが売られている。

・ここから明洞へ行くには、地下道を通って行かなければならない。

韓国では未だ戦時体制のため(1950~53年の朝鮮戦争はまだ終結していない)、防空壕の役割を地下道が担っているので、やたら多い。単なる地下道ではなく、地下には商店街も発達している。単に地下を渡るというより、ショッピングしながら渡る地下街の位置づけになっている。

オススメ商品

チマチョゴリくまさん

 

チマチョゴリくまさん

 

基本情報
  • 南大門市場の住所情報ソウル
  • 南大門市場の営業時間情報営業時間:店によるが19:00ごろまで
  • 南大門市場の定休日情報定休日:店による
  • 南大門市場の日本語情報日本語:可
  • 南大門市場のカード情報カード:可
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記事最終修正日時
2015.09.26 16:34

Creative Commons — 表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本 — CC BY-NC-ND 2.1

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