鐘路方面の仁寺洞通り入り口にこじんまりと構えたハンコのお店「秀印堂」があります。秀印堂のハンコが他と違うのは「手彫り」ということ。最近はコンピュータで作成するお店が多い中、秀印堂は昔ながらの手彫りの丁寧さと真心こもった美しさを忘れません。
畳1,5畳分の小さなお店に入ると、仁寺洞でハンコを作って40年の崔光質(チェ・グァンチル)先生が優しい笑顔で迎えてくれます。部屋を見渡すと、たくさんの表彰状や著名人の写真が貼ってあります。実は、崔先生は韓国印鑑業連合会の副会長であり、日本、韓国、中国などアジアの国際印章芸術大展に出典されている印章業界の大巨匠。李明博(イ・ミョンパク)大統領を筆頭に、大使館関係者や海外の大学教授など、さまざまな国の方の印鑑や落款印を作って来られた方なのです。韓国の新聞、東亜日報の「食客」という漫画に登場したりと、韓国では知るひとぞ知る有名人です。
ハンコの材料には木材、水晶、水牛、プラスチック、玉石などさまざまあり、それぞれお客さんの予算と性質にあったものを選びます。どうやって性質に合うものが分かるかというと、ハンコを作る前に先生が自ら四柱占いでその人の運勢を見てくれるからなんです!そしてその結果によってハンコの材料をお勧めします。たとえば、火の気が強い人には、木を与えるとバランスが崩れるので、水牛をお勧めしたりなどです。ちなみにこの四柱占いは無料!先生が四柱占いをする理由が、お金よりも、お客さんが本当に満足のいく最高のハンコを作りたいという一心だからだそうです。また、ハンコの値段も手彫りと聞いて高いかと思いきやびっくり、なんと日本の10分の1の値段で作れちゃいます!なぜそんなに安いのかというと、ハンコの材料費しかかかっていないからです。崔先生は、ハンコ作りを通して培ってきた人の縁を一番大切に考えており、その縁のために、ずっと同じ価格を通しているのだそうです。中には、何十年も前に来たお客さんがお孫さんを連れてきたりすることもあるのだとか。また、先生に作ってもらったハンコに感動し、手紙や、バレンタインにはチョコレートを日本から送ってくる人もいたりします。そういった人とのつながりが何よりも嬉しくありがたいと語る崔先生。その人達のために、いつまでも変わらない秀印堂でありたいととも語られていました。崔先生のプロ魂とサービス精神に感服です。
秀印堂が人気の理由は他にもあります。作ったハンコはたったひとつでも、ホテルまで必ず届けてもらえるというとこです。もしも日程が合わない場合は日本に送料無料で送ってもらえます。また、金運を上げたい、恋愛運を上げたいなど具体的に要望があれば、要望に沿った運勢アップの印鑑も作ってもらえますよ。崔先生の心温かい人柄が表されたように丁寧な美しさが光るハンコ・・・。あなたもひとつ作ってみませんか?
利用方法
◇価格目安
材料 | 価格 |
木の認印 |
ハングル : 5,000W, 漢字 : 7,000W |
水晶 | 50,000W |
プラスチック | 15,000W |
水牛 |
黒 : 30,000~50,000W, 白 : 60,000W |
白樺 | 80,000~100,000W |
メノウ | 60,000~100,000W |
虎目石 | 80,000W~ |
ホワイトジャスミン | 80,000~100,000W |
玉石 | 100,000~150,000W |
役立つ情報
◇ハンコ1個からホテルまで無料配達!
◇日程が合わない場合は日本までEMSで無料配送!
◇日本からの以来の場合は、生年月日、名前、ご希望の材料を書いたものをFAXで送り、お店へ電話でご連絡ください。
◇占い希望の方は予め生年月日、名前、生まれた時間を記したものをFAXで送ると時間の短縮になります。
(直接訪問時、多忙の場合、四柱占いができないこともあります)
◇崔先生がセミナーや出張のために店を開けることがあるので、行く前に日時を連絡すると確実です。
◇印鑑を作る過程
字割り | 粗彫り | 仕上げ | |
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ハンコの彫るところ表面に、朱色のチョークを塗った後、線を引いて字のバランスを整えやすくします。 |
線を引いて字のバランスを取った後、墨で字を書き込みます。 |
文字と文字の間、枠の周りの空間は機械で削り、文字の部分は手彫りでゆっくり確実に彫っていきます。 |
最後は細かく綺麗に字の周りを整えていきます。最後の最後まで、慎重に作業を行います。 |
やすりがけ | 確認作業 | 包装 |
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削り終わったらやすりがけをします。 |
印を押して字のバランス(線の太さなど)を見ます。 |
全て完成したらケースに入れて、さらに丁重にラッピングします。 |