プラナカン博物館(Peranakan Museum)は、シンガポールやマラッカ、マレーシアで生まれた人々の文化や歴史を紹介する博物館。簡単に言えば、プラナカンとはマレー語文化圏では混血の人々のことを指し、こちらの博物館では主に中国系プラナカン文化に触れることができる。ニョニャ(プラナカンの女性)料理とは、このプラナカンのものだったり、シンガポール特有なマレー文化と中国文化の融合文化。建物は、ハワイでいうところのビショップミュージアムみたいな佇まいで素敵な雰囲気。
館内は、プラナカンの衣食住について色々な展示物をみることができ、本当に中華っぽいと思えば、東南アジアっぽくもあり、時には西洋っぽくもあり、様々。中でも、プラナカンの結婚式は興味深く、12日間に渡って行われるそうで、12種類の決まった料理をお互い食べさせあったり、初めて使う前にベッドの上を男の子がゴロゴロ寝転んだりするという儀式があったり、いろんなしきたりがあるよう。ベッドを飾るふち飾りなどは新婦の手作りだとか。婚前から女性はいろいろ手芸など勉強し、どれだけ細工の細かいものができるかで、いい嫁かどうか判断される。ペナン・プラナカンの婚礼飾りは、豪華の装飾品で真ん中に輝くブローチはダイヤだそう。
hは、また、展示される美しい食器の数々に心ひかれる。特別な日の晩餐に使われる磁器等、ご飯いれたりスープいれたり、いろんなことに使われる食器がたくさん。また、ここのフロアの色々なところに、色んな模様を紙にプレスできるものが設置されていて、模様をプレスしていける。綺麗なものもいっぱいなので、ここは女性同士で行くと楽しいかも。そして、日本語ガイドもあるので言葉が分からなくても安心して楽しめる。
役立つ情報
・ミュージアムショップ―お土産にぴったりなプラナカングッズが種類豊富に販売中。
住所(日本語) :39 アルメニアン・ストリート 1階
住所(現地語) :39 Armenian St 1F
利用時間 :9:00~19:00
電話番号 :6336-9239
休館日:旧正月1日
カード:可
・利用料金
大人:$6
学生・60歳以上:$3
6歳以下:無料
※金曜は19:00以降は特別展示が無い限り入場料半額