バルセロナ市街を見下ろす山の手にある「グエル公園」。実業家のグエル氏がイギリス風の田園都市を目指し着工したが、その計画は残念ながらグエル氏の死去により未完となり、現在では市民の憩いの場公園として残されています。そして、このプロジェクトには、あのガウディも携わっていました。正面入り口の塔の上には、ガウディ独特の二重の十字架が掲げられています。住宅は2戸完成しており、うち1戸はガウディが晩年を過ごした家で、現在そこは博物館となっており、内覧も可能。ガウディがデザインした家具や遺品を見学することができます。
公園はおとぎの国のような可愛らしいデザインとなっています。入り口正面に位置するドーリス式の列柱は100本も並び、計画ではこれが市場になる予定だったそう。天井を見ても、細やかに設計していたのがよく分かります。遊歩道には、山の傾斜をうまく使って波のようなラインが作ってあります。この入り口の門扉は「棕櫚」という名前で、棕櫚の葉で型どったように精密な鋳物となっています。公園内のベンチには綺麗なモザイクが。生涯、女性らしい曲線にこだわったガウディらしさが感じられるでしょう。正面玄関前には、「グエル公園」のシンボルとえも言うべき、トカゲのモザイクが出迎えてくれます。楽しいと感じる心を表現している「グエル公園」は、とてもメルヘンチックな空間で、サグラダファミリアとは対照的な遊び心満載のスポットです。
|
|
|
役立つ情報
ガウディ家博物館 グエル公園敷地内にある不思議の国のアリスに出てきそうなかわいいピンクの家!
ここはガウディの家です。 初めは病気のお父様と。その後は姪御さんと。 やっぱり模様は変わってますが、他の家と比べるとデコレーションは少なく、シンプルな感じもします。
入館料:5.50ユーロ |
入場:無料
コース紹介
名物トカゲ | 門番小屋 | 中央ホール | プロムナード |
---|---|---|---|
グエル公園の1番の名物! タイルでかざられたトカゲ。お土産ショップでもよく見かけます。 さすが名物だけあって、トカゲの前にはたくさんの人が集まり、記念撮影をしています。 |
グリム童話にでてきそうなかわいらしい家が入り口に2つ建ち並んでいます。1つはインフォメーション、2つはお土産ショップです。 |
86本の柱で支えられたホール。 天井の美しいタイルアートが見どころです。このタイルアートは、建築家ガジュセップマリアジュジョールの作品。 |
柱や壁は小さな岩でできていて、これもまたすべて曲線になっているところがガウディらしさを感じます。 |