行天宮のすぐ目の前の地下にある行天宮占い横町。よくテレビでもここの占いは出ている。
行天宮を出てすぐの地下道に入ると占い館ばかりが並ぶ行天宮占い横丁はある。客が2人も座ればいっぱいになる小さな占いブースはなぜかタイル壁が多く、昔の風呂場を思い出す。”日本語OK”の文字があちこちに見てとれるので安心する。そんな中で、「日本語で大丈夫ですよ。」と優しく声を掛けて下さった先生に観て頂く事にした。四柱推命で1,000元(3,000円)、生年月日を伝えると早見表的なモノを一切見ずにさらさらと通変星を書きだし、流れるように占い結果を述べて下さった。しかも達筆、しっとりとした声で日本人よりも美しい発音。私の基本性質と先5年の運勢を占って下さったのだが、どれも云い当てられているような気がするし、未来に対する先生の言葉には随分と勇気を与えられた。ちなみに私の寿命は85歳だそうだ。
先生の占いにかなり満足していたのだけれど、日本では体験できない占いも味わってみたいと欲を出し、「米粒占い」の看板を掲げた別の占いブースにも飛び込んでみた。米粒占いとはお米の神様に直接問いかけて近い将来を占ってもらうのだそうだ。イスに座るなり米粒占いだけなら300元だけど米粒+手相+人相で500元(1.500円)で観てあげる、サービスだ。と値段の話をされてしまった。サービスと云われれば悪い気はせず、3種の占いをお願いした。まずは米粒占い、私の前に3つの小さなプラスティック製のお皿が置かれそれぞれの皿に米をつまんで置いてゆけと云われる。神妙な面持ちで米粒をつまんで落としてみたのだが一番左の皿には2粒しか米を置けなかった。それを見た占い結果は「2年後に金持ち」以上。「人相・・目、OK、口、OK、唇、いいね。耳、OK、一生幸福!鼻、普通。」以上だった。OK、普通とはどう解釈すれば良いのだろう。非常にシンプルで明快な言葉で表現された占いだったので短時間で済んだ。料金サービスしてくれただけあって、さっぱりした占いだったがそのさっぱりさも味として捉えれば面白い。ちなみに手相から観た寿命は93歳だそうだ。