文武廟と言えば香港の上環にある有名な観光スポットを思い浮かべる人が多い筈。香港は文の分昌帝、武の関帝(関羽)を祀った廟だがこの、台湾の写真を見ると「崇文(孔子?)」、「重武(関羽)」と書かれている。どこでも主役は関帝(関羽)で文の方はあまり固定されていないようだ。ちなみに、よく「お寺」という説明を散見するが廟はあくまでも霊廟であって、仏教の寺ではない。勿論、仏様もいない。1999年9月に起きた台湾中部地震の震源はここから近かった。その為、元々の廟は全壊してしまったので人々の寄進に寄って再建されたらしい。驚くことに、その寄進者の多くが東京都在住となっていた。り口両脇には10m近い高さ(8mらしい)の巨大な石獅子がいた。ちなみに日本の狛犬も、実は角が無いのは獅子らしい。シーサーや狛犬の歴史、調べてみると意外に奥が深く、面白い。
・入場料は無料。