ハンドルフは、アデレード市内から約20分で行くことができる、宗教的迫害から逃れたルーテル派のキリスト教徒が、オーストラリアに移住して造った小さな町。オーストラリアに移住してからも、故郷ドイツの生活習慣や風習を守り続けたため、ドイツの町のような雰囲気があることで有名。ドイツ風の家並みが残されていて、レストランやお土産屋なども点在している。
ハンドルフはいかにも観光地という雰囲気ではなく、静かで落ち着いた街。メイン通りが1キロほど続いていて、その通りの両側にクラフトショップやカフェ、レストラン、ギャラリー、ジュエリーショップなどのレトロでおしゃれな建物が軒をつらねている。もし時間があれば、ドイツ料理を食べてみてはいかがだろうか。あまりお腹がすいていない場合でも、ソーセージやビール程度の軽食をとってみて現地の雰囲気を味わってほしい。マウント・ロフティアは、デレードの町並みを一望できる展望台で、ツアーなどでもハンドルフへ行ったときに写真ストップとして訪れることも多い。天気が良ければ、遠くに海が見えるはず。