ポートアーサー流刑所は、タスマニアのタスマン半島にある世界最南端の刑務所であったところ。ポートアーサー流刑所は流刑囚たちを監禁するために1830年につくられた。タスマン半島とタスマニア島は100メートルにもみたないイーグルホックと呼ばれる通路でつながれており、サメが出るといわれた海によって囚人たちが脱獄するのを防いだ究極の刑務所とよばれていたそう。
このポートアーサー流刑所の街ポートアーサーでは、囚人の労働によって、建物が作られ、レンガ、釘、炭鉱などの工業が発達した。1877年に閉鎖されるまで、その囚人たちの歴史を紹介しているのがポートアーサー流刑所跡。ポートアーサー流刑所を夜にめぐるゴーストツアーや、死の島を回るツアーなどが人気。
今回は日帰りツアーでポートアーサー流刑所へ。ここは個人見学で、時間まで自由に見られる。最初は館内の資料見学。囚人の生活サイクルについての展示を見る。\チケットはトランプのカードになっていて、トランプの数字はそれぞれ違い、資料館ではカードの種類分の囚人の生活サイクルが展示されとって、自分はハートの4なのでその展示を見ていくという訳。ハートの4の刑務所内の労働は木こりだった。一通り資料を見たあとは、外に出ていよいよ史跡の見学。火災にあったり、必要無くなって取り壊されたりと、ほとんどの史跡が完全な形では残ってないのだが、囚人の居住区、仕事場、兵舎、司令官の家、見張り塔、病院、食堂、教会、高齢の囚人の介護施設、分離刑務所(独房)、きれいな庭園もあった。辺りは森、山、草原、海があって、自然豊かな土地に刑務所はある。もっと暗いイメージがあったが、きれいな自然があっていい場所だった。
・入場料 大人28$、子供14$