タスマニアのホバート近郊にある都市リッチモンドは、穀倉地帯の中心として、1820年代に入植がはじまった。かつてはシドニーやメルボルンもこの町から小麦をかっていたそうだ。そのリッチモンドを流れるコール川にかかるリッチモンドブリッジは、1823年囚人たちによって作られたオーストラリア最古の橋だ。
リッチモンドブリッジ建設当時、囚人たちから恨まれていた意地の悪い作業監督がいたが、川が増水した圧日、ひとりの囚人がこの監督を川に突き落とし殺してしまった。それ以来リッチモンドブリッジには幽霊が出る、という怪談も残っている。
リッチモンドブリッジの近くにはオーストラリア最古のカトリック教会であるセントジョンカトリック教会もある。