バリ島南部のインド洋に面したクタの街が、バリ島への空からの玄関口で、観光客のほとんどがこの街で完結してしまうほどの「観光センター」でもある。宿の数も天文学的にあり、日本円で1泊何百円の激安宿から1泊何百万円もするスーパー・ラグジュアリー・スイートまで選択肢も多い。それぞれのアコモの中にもドミからスイートまで種類も様々だろう。ここ「ムスティカ・イン」も安く、レギュラー・ツインの部屋で、AC、TEL、ホットシャワーにマンディ・朝食付きで2000円位。ジャラン・カルティカ・プラザ沿いの路地裏を北側に結構入っていった場所にあり、周辺には似たような「ロスメン(ミニ・ホテル)」が密集しているエリア。部屋は、いたってシンプルな「バリ風」で、特にどうのこうのと言うほどのものは無いが、中庭に面した広めのバレ風のホールがあり、ここで過ごす時間が快適で、スタッフや他の宿泊客とお喋り出来るのも良い。朝食はいたって簡素なものだが、トーストもコーヒーも御代わりでき、宿の周辺には数軒のワルンがあったので不自由は無お。こんな場末の安宿ながらエントランス代わりのロビーには、24時間誰かしらが(仮眠を取りながらも)常駐していて、セキュリティーに対する意識は高そう。バリ島の宿は見た目では安全性が図れない。