バンコクのペブリ通りと並行して流れている「センセーブ運河」。この川は汚いことでも有名で、世界で一番汚い川の一つと言っても過言ではないだろう。すごい臭いを放っている。そして、この「センセーブ運河」には定期航路として水上バスが運行している。ただし、この水上バスと言うのは観光客向けのものではなく、地元住民の足として、通勤通学、買い物などに利用されている。平日の朝夕のラッシュ時ともなれば、頻繁に運行しているようで、日中は10分間隔といったところだろうか。日本のようのい時刻表というものはないので、船着き場で到着するのを待つしかない。切符購入の際には、目的地を言う必要があるため、タイ語が話せないと厳しいかもしれない。あくまでバンコク住民の足として利用されているものなので、全てが現地使用だ。桟橋に接岸している時間も短いので、もたもたしていたら危険だし、日よけ、虫除けのためボート両サイドにはシートが覆われるので景色を楽しむこともできない。現地人やバンコク在住者でなければかなり難しい乗り物かもしれないが、一人12バーツほどと運賃は安いし、渋滞にはまることもないので、乗りこなせれば便利な交通手段である。機会があれば、ぜひ挑戦してみて。