1969年に創業したバンコクの日本料理の名店「菊水」。シーロムのサトーン通りに位置する。日本料理レストランとして、必ず名前が挙がる店だ。天皇陛下や皇室の方々もバンコクにいらしたときは「菊水」へお越しになるとも言われ、またJALの経営であることでも有名である。ランチよりもディナーがオススメ。特に鉄板グリル・カウンターがイチオシである。ぎんなん、ネギ間、さんまの串焼きをそれぞれオーダー。久々のぎんなんは、ほろ苦い美味しさに懐かしささえ覚える。それから、とろとろのサーモンが美味しい、鮭の押し寿司も「菊水」のお勧めメニューだ。中に刻んだきゅうりが入っていて、薄い昆布がのせてある。これに味噌汁も付いたお得メニューだ。盛り付けがフレンチみたいで可愛らしい納豆サラダは、大根おろしと納豆のからみが絶妙。添えてあるアボガドもいい味を出している。天ぷらそばは、エビの天ぷらがサクサクしていて美味。最後に抹茶のアイスクリームで締め。
「菊水」は有名店のわりに値段もリーズナブルで、納得の内容だ。ランチは予約しないと満席で待つことも多いが、夜は比較的空いている。会議や接待で利用されているのをよく見かけるし、日本人客が多いことからも、「菊水」はバンコクの日本料理店として一目置かれた存在なのだろう。ぜひ、一度足を運んで、有名店の味をお試しあれ。
串焼き
鮭の押し寿司
納豆サラダ
天ぷらそば
茶のアイスクリーム