チャイナタウンにある寺院。寺自体は地味だが、本堂に入ると真正面に大きな仏像があり、なんとこの仏像、時価120億円という 。高さ3m、重さ5.5トンで純度60%の金で鋳造されている。製造は700~800年前と言われている。もともと市内の廃寺にあった時は全体が漆喰で覆われていた。1953年に「ワット・トライミット」に移転する際に、雨の中ひと晩さらされ、その時に漆喰が剥がれたらしい。すると中から金の仏像が出てきた。漆喰のコーティングはビルマ軍の略奪を逃れるためで、盗む気にもならないほど仏像の顔も歪んであったとか。そのため300年もの間、忘れさられていたという。現在は、この仏像を一目見ようと、連日参拝客でにぎわっている。