1192年に建設された石橋「盧溝橋」。車での通行は禁止されているので、徒歩で渡る。北京八景の月の名所としても知られ、乾隆帝による碑「盧溝暁月」が残されている。現在でも中秋の名月に月見に訪れる人が多いという。また1937年7月7日、日中戦争が開戦した歴史的場所である。全長は267mで幅7.5mの白玉作りの橋。欄干の上には501の獅子の彫刻が立ち並び、それぞれ異なる表情をしている。元の時代にここを訪れたマルコポーロは「東方見聞録」中で、盧溝橋が世界で一番美しい橋と言っている。このことから、通称「マルコ・ポーロ・ブリッジ」とも呼ばれる。