釜山の繁華街、南浦洞の真ん中にそびえ立つのが釜山タワー。その釜山タワーがある場所が、龍頭山公園(ヨンドゥサンコンウォン)。長い長いエスカレーターに乗って、公園を目指す。でも、帰りは階段なのでご注意を。龍頭山公園は、山というだけあって釜山の市街地が一望出来る高さにあるのだが、更にそこには高さ118mの釜山タワーが建っている。公園からは、釜山の港などが一望できて、釜山の街がお釜をひっくり返したように見えるのが実感出来る。タワーに登れば、もっと景色がいいはず。天気の良い日は対岸の対馬まで見えるそう。因みに、こちらのタワーは下関タワーと姉妹タワーだそう。公園は、180mの高台にあり、釜山港開港時に作られたと言う古い歴史が有る。公園の中央には韓国の英雄 李舜臣将軍が、外敵の侵入にそなえ釜山の海に向って雄々しく立っている。李舜臣将軍のその姿は、日本国に対する国の守り神として威風堂々としたたたずまいを見せていて、豊臣秀吉の拡張主義というものの苦い教訓を日本人に与えてくれていると言っても良い。李舜臣将軍は、腐敗が跋扈して正しき政治が行われ辛かった当時の李氏朝鮮の体制の中、ただ国を守るという初志貫徹を貫き大乱戦の中、命を落とす。1592年の壬辰倭乱、1597年の丁酉倭乱で、秀吉軍を打ち破った韓国の英雄で知られる。また、市民の憩いの場として大変人気のある公園で、公園にはペットを連れたお年寄りや散歩を楽しむ家族連れでとてものどかな雰囲気。また、この公園は鳩が多い事で大変有名らしく、ここの鳩は何と人間を目掛けて飛んで来るそう。
釜山タワーの入場券は→★