無錫名物のひとつが、スペアリブを煮込んだ料理「醤排骨」。
無錫の中心地に位置する「三鳳酒家」は、「醤排骨」の老舗で、
国慶節や春節には地元の人で大行列が出来る名店だ。
無錫料理は、基本的に甘めの味付け。
江南地域の肉料理といえば、上海料理の「紅焼肉」や杭州料理の「トンポーロー」が有名。
それらは醤油の塩辛さが先に立つ料理だが、無錫の「醤排骨」は、
甘辛いタレで煮込んだ料理で、他の江南料理を食べ慣れた人でも
新鮮な味わいに感じるだろう。
無錫の小龍包や包子も有名だが、同様に甘めの味付け。
店内は、結婚式場のような華麗な装飾が施されていて
家族や友人の誕生日会、会食などで利用する人も多い。
しかし2、3人の少人数でも十分対応可能なのが、このお店の嬉しいところ。
名物料理は、少ないポーションも用意されている。
中国料理は基本的に大人数でテーブルを囲むことが多いので、1皿の量が多いのが常。
少人数だといろんな種類は食べられず、折角の旅行でも残念な思いをすることも多いが、
このお店ならいつもより多くの種類の料理が食べられそう。
旅行者にもありがたいお店だ。