生きていくのにかかせない飲料水。パリの水は石灰分が多く固い硬水。石灰分はカルケーと呼ばれ、軟水になれた日本人がこの水で何日か髪を洗ったりするとゴワゴワになってしまう。頭が痒くなって髪が抜けたりする場合もあるそう。
しかし、パリの水は、臭いもそんなにしないし東京の水道水と比べてもおいしいくらい。フランス人は普通に飲んでいる。でも、日本人として一つ心配なのが、その成分。フランスに限らず、ヨーロッパの水はほとんどが硬水。ミネラルが豊富なんだとか。軟水で育った日本人にはヨーロッパの水は強すぎて、内臓に石ができやすい、という話も聞いたことがあるし、実際、友人で30歳の女の子は結石で入院していた。日本人は米を食べるので、お米を研ぐ時の水に注意しなければいけなんだそう。乾いたお米が、水に含まれる成分を全部吸収してしまうようだ。
そういった理由でよく使われるのが、ブリタ。フィルターはちょっと高いがカルキ臭が消え、水の味が甘くなり、乾いた後に残るカルキが減るという点などから、現地日本人には愛用されているそうだ。