フランスの老舗ベーカリー、ポール。19世紀の終わり、北部の街リールに開店。5代目のフランシスさんは、大規模なパン工場を創設し、ムーランブルーの名前で、百官店に卸売を始める一方、伝統的なパン製法つまり19世紀当時の小麦を契約栽培し、当時の製法でパンを作ることにこだわった。これが成功の鍵となり、小売店の多いフランスでチェーン店として急成長し、現在ではなんとフランス国内に250店舗あるほか、スペイン、オランダ、トルコなどをはじめ、ヨーヨッパ各地、アジア各地、日本にも進出しているグローバルな企業となったのだ。パリでは有名店ラデュレのパンも焼いているそう。今回のリール散策の目的は、ポールでランチタイムを過ごし、パンやマカロンを買うこと!数年前、東京へ行った時に、友人からPAULのことを教えてもらって食べたところ、美味しくて、それ以来お気に入りのパン屋さんになった。そんなパン屋さんが、なんとリールで生まれたと知り、今回の散策で絶対行ってみたいと思ったわけだ。駅から徒歩数分。街の中心部にある素敵な建物がポールのお店。午前中には、沢山の種類が並んでいるが、夕方にはほとんど売り切れ状態。反対側のショーウインドウには、ケーキやマカロンが並んでいる。お待ちかねのランチタイム。今回はクロックムッシュ卵添え(クロックマダムのこと。)フランス語のメニューだけだったので、お店のお兄さんが一生懸命英語で説明してくれた。デザートには、本日のケーキ”ルバーブのタルト”、”焼きリンゴ”。お土産にはバゲット、クロワッサン、Palmierそしてお目当ての”マカロン”6種類のプティマカロンが2個ずつ入って、5.8ユーロ。安くて美味しい!リールのポールは、レストランのお兄さんも感じが良く、美味しくて、お値段がお手頃。