アミアンのノートルダム大聖堂は、グランスの北部アミアンにあるカトリック寺院の聖堂。しばしばアミアン大聖堂と略される。1981年にはユネスコの世界文化遺産にも登録された。アミアンのノートルダム大聖堂は、フランスでもっとも高い大聖堂。高さは42.30メートルあり、内部に入ると高い天井が続いている。アミアンのノートルダム大聖堂はやはり天井高43mという数字に象徴される壮大な建物の魅力が大きい。
アミアン大聖堂の内部にはあちこちに、一種の「彫刻4コマ漫画」的なモノがある。もちろん題材は宗教的なもので、「聖○○の生涯」みたいなものが多い。代表的なものは【聖フィルマン物語】。またある本で「美しいアミアン娘」と紹介された美人がこの4コマ漫画の中にいる。1コマめの、頭巾みたいなのをかぶった少女だ。マリア様とか天使とかの様式的な宗教彫刻と違って、表情がすごく人間的で、聡明そうで、イキイキとして、写真で見たときから印象に残ってた。涼しげで、まっすぐで、しかも凛としたマナザシが実によろしい。
アミアン大聖堂にはこの「聖フィルマン物語」以外にも彫刻でできた宗教4コマ漫画がいっぱいある。どれも非常に精密な浮き彫りで、着色もキレイに残ってるから何となく木彫みたいに思えるが、本によるとどれも石らしい。ステンドグラスを見るならシャルトルのノートルダムだが、この見事な石彫り「宗教4コマ漫画」を見たいなら、アミアンへ。