シェルブールは、フランスの北部コタンタン半島の先端にある港町。ヴァイキングによって侵略され、港としての建設がはじまった。あのタイタニック号がサウザンプトンを出航してから最初に立ち寄った港でもあり、また、1964年のカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞したミュージカル映画「シェルブールの雨傘」の舞台となった地でもある。シェルブールの雨傘という映画を全く知らない旅行者の目に、この街はどう映るだろうか。小さくて、こじんまりして感じのイイ港町という印象を持つ人が多いだろう。パリに比べれば圧倒的に田舎だが、観光客がいないから静かで落ち着いてて、地元の人たちだけのためにユルい時間が流れて行くような、のんびりした街だった。