「バイユーのタペストリー」は、11世紀の仏・英に係る歴史的遺物。ノルマンディ公ウィリアムがイギリスを征服する様子が刺繍によって物語にされているものだ。リンネル製の巨大な布には、1066年のノルマン・コンクエスト(ノルマンディー公によるイングランド征服)の物語が編みこまれた、全長70メートルにも及ぶ織物。ヘイスティンッグズの戦いまでの物語が編みこまれている。フランスの都市バイユーにあるバイユー大聖堂に長く保管されていたが、戦火による混乱で転々とした後、現在ではバイユー大聖堂内にあるバイユーのタペストリー美術館内に保管されている。
バイユーのタペストリー美術館中は写真撮影禁止。実際にみるとこれがすごーく長い刺繍で長さ70m!トランシーバーの解説付きフランス語から英語、スペイン語、ロシア語、日本語までもあり、日本語解説は大変助かった。一つ一つの刺繍が繊細で表現がすばらしい。その上お話がとても分かりやすく、勉強にもなるし見る価値が十分にあった。