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ドイツの冠婚葬祭

ドイツ | 伝統・行事

ドイツの冠婚葬祭

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ドイツの冠婚葬祭

 

*ドイツの結婚式

ドイツでは、必ず役所で結婚式を挙げることになっている。

「お役所結婚式」には、新郎新婦とその家族や友人などが出席する。

お役所にいる挙式係が司会者となり、式が執り行われる。

 

・ドイツの”お役所結婚式”の流れ

◎新郎新婦・その家族など参列者がお役所式専用の部屋に入場する

◎スピーチ

お役所の挙式係が結婚式に対してのスピーチ(20~30分)をする

◎詩の朗読

ゲーテの詩などを読み上げる

◎結婚書類に間違いが無いかを確認

現住所や旧姓など新郎新婦の情報をみんなで読み上げ、不備が無いかを確認

◎夫婦の誓い

◎結婚証明書にサイン

◎指輪の交換

◎挙式係より締めの言葉

 

お役所結婚式ではウェディングドレスを着ない新婦さんが多い。

また、この後に教会へ行って式を挙げなおす事も多い。

教会での式は、一般的なもので執り行われる。

 

お役所結婚式や教会での結婚式が行われた後は、パーティーを開く。

・夜中2時ぐらいまで続くことが多く、お客様の前でファーストダンスを踊らなくてはならない新郎新婦は大変である。

・新郎新婦に贈り物をわたす習慣があり、新郎新婦はあらかじめ欲しい物をリスト化し、参加者がその中から選んで飼ってくるという合理的な方法である。

 

*ドイツのお葬式

 

・お葬式の日程が決まったら、地元新聞に死亡通知の広告を出す。

広告には、亡くなった日、葬式の日程や場所、遺族の名前や住所を書く。

なくなった方が会社員であれば、企業側がお悔やみの広告を出すこともある。

・親戚には電話や手紙で亡くなったことを伝える。

封筒には黒い縁があり、すぐに不幸があったことがわかる。

・手紙や電話で訃報を知ったが、葬式に参列出れない場合は、ご遺族に花輪やカードを送る。

カードには海や花の白黒写真が載っている。子供が亡くなった場合には、枝の折られたバラのカードを送る。

地方により習慣が違うが、お悔やみの手紙に20~30ユーロを同封することもある。

特に言葉は書かなくてもよく、聖書の引用や有名人の言葉や「お悔やみ申し上げます」という言葉が予め印刷されている。

・お葬式の日に列席者がすること

列席者はチャペルに置かれた名簿に名前を書く。お香典ではなく花輪でお悔やみを表す。

・お葬式の特徴

・7割が火葬だが、土葬も残っている。

・牧師が亡くなった方の人生を語る。

・葬列 田舎→牧師と葬儀社の人が棺をのせた馬車(霊柩車)に付き添い、その後ろを遺族や会葬者が歩く。

都会→チャペルからお墓までの短い距離を3列で歩く。

・チャペルは葬儀の間中鐘を鳴らし続け、死者への敬意と会葬者への弔意を表す。

・墓地に掘られている穴に棺をいれ、最も近い親戚から土を穴に落とす。

「Erde zu Erde, Asche zu Asche, Staub zu Staub (土は土に、灰は灰に、ちりはちりに)」と唱えながら行われる。

・葬儀後はレストランやカフェへ

ケーキやサンドウィッチとコーヒーが出され、みんなで思い出話をする。

・お墓参り

命日や法事のようなものは無い。

11月1日にAllerseelen(アッラーゼーレン)というお盆のような行事があり、その日にお墓参りをする。

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記事最終修正日時
2013.03.07 07:58

Creative Commons — 表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本 — CC BY-NC-ND 2.1

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