バウハウスは1919年、世界初の本格的デザイン教育機関としてドイツのワイマールに設立された美術(工芸・写真・デザイン等を含む)と建築に関する総合的な教育を行った学校。それまでにもヨーロッパ各地には芸術学校は存在したが、ある程度の才能がある人間しか受け入れていなかった。バウハウスは「誰でも造形能力を持っている」ということを前提に芸術教育をカリキュラム化した学校なのだ。
その後デッサウに校舎が移されたりしたが、学校として存在し得たのは、ナチスにより1933年に閉校されるまでのわずか14年間。閉鎖後、先生たちの多くはアメリカに亡命し多くのデザイナーに影響をあたえて、黄金のミッドセンチュリー時代が来る。
バウハウスはもちろん外観だけでなく、校舎の中も見学でる。見学するのは無料らしい。期間ごとになんかの展示があるようだ。ツアーは11時と14時から。ドイツ語のみ。ミースの椅子などがなにげなく置いてある。これが80年前の校舎だなんて思えないとっても美しい校舎。ここに泊まることもできるようだ。地下にはおみやげやとカフェがある。