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エングリッシャーガルテン

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ビアガーデンもサーフィンも楽しめるミュンヘン最大の公園

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エングリッシャーガルテン

ミュンヘンには数多くの緑豊かな公園がありますが、ミュンヘン一の面積を誇るのは、エングリッシャーガルテン(イングリッシュガーデン)です。なぜドイツでイングリッシュガーデン(英国式庭園)なのだろうとの疑問がわいてきますが、英国式庭園とは、自然の景観美を追求した西洋風の庭園様式のひとつなのだそうです。
公園内の池のまわりでは、子どもたちが嬉々としてパンくずをばらまいていました。この公園内の鳥たちは、バンディング(動物生態行動の研究のために足環や首環をつけること)をされているせいか、人懐っこく、餌付けをしている人間についてまわっては、エサをねだっていました。下に落ちるのをまちきれない輩は、女の子の手から直接エサを食べていました。
この公園内には、池に浮かぶように日本の茶室があります。もみじの木も映え、和風の仕上がりです。それもそのはず、この茶室は、ミュンヘンオリンピックの際に日本の裏千家から贈呈されました。私が訪れた日は、残念ながらこの茶室は閉まっていましたが、お茶会が催される日もあるそうです。
中国風のパゴダが見えてくると、その一角はビアガーデンです。周囲には屋台がたくさん並んでいました。ここには、7,000ほどの席があるそうで、ミュンヘンでは二番目に大きなビアガーデンだそうです。
この公園で特筆すべきことは、サーフィンです。都会のど真ん中でマリンスポーツに勤しむ若者たちを見たときは、自らの目を疑いました。公園内の池には人工波が立つポイントがあり、ウエットスーツに身を包んだサーファーたちは、波乗りの練習に励んでいました。面白いので長いこと見ていましたが、ここでのサーフィンにはルールがありました。ボードは足にくくりつけること、一度に波に乗れるのは一人だけで、一人がボードから降りて脇によけたことを確認してから、次の人が波に乗るという具合でした。
ここエングリッシャーガルテンにはヌーディストエリアもあります。老いも若きも、男も女も素っ裸でバトミントンをしたり、寝転んだりする姿は壮観でした。ここまであけっぴろげにされると、いやらしさは全くなく、爽快感さえ感じました。彼らにとって夏は良い季節なのでしょうが、冬場も裸で乾布摩擦などするのでしょうか。興味深いところです。

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記事最終修正日時
2013.03.07 07:58

Creative Commons — 表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本 — CC BY-NC-ND 2.1

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