17世紀、スペインのイエズス会宣教師サン・ビトレスによってカトリック教がもたらされたという歴史を経て、
現在、島の住民の約75%が熱心なカトリック教の信者だと言われる。
各コミュニティ(村)には、必ず教会があり、人々の生活の基盤となっている。
各村の守護聖人を記念するお祭り(フィエスタ)がコミュニティ(村)ごとに行われている。
元々はローカルだけのお祭りだったが、『グアムのことをもっと深く知って欲しい』との思いから、旅行者も気軽に参加できるようになり、今では”フィエスタツアー”がある。
*教会
最も古く格式高い「ハガニア大聖堂バシリカ」 グアムのカトリック信仰の中心といえばスペイン広場の東に位置する『ハガニア大聖堂バシリカ』である。 白亜の外壁が美しいグアムを代表するカトリック教会である。1669年にサン・ビトレス神父の指揮下で建てられたハガニア大聖堂バリシカ(聖母マリア大聖堂) には、聖母マリア像が安置されており、毎週日曜には礼拝が行われている。相次ぐ天災や戦争で破壊され、再建・改修の歴史を繰り返し、現在残っているのは約 50年前に再建されたものである。大聖堂のステンドグラスがとても美しい。1998年には大改修工事も終えた。礼拝堂の隣には国立博物館が増設され、カト リック教の歴史的文献や写真など布教にまつわる展示物が集められている。 |