■グアム旅行での病気と事故
グアム・北マリアナ諸島(サイパンなど)は 、年間平均気温が25℃を超える熱帯海洋性気候で雨季(5~10月)と乾季(11月~4月)がある。雨季に多いスコールも、一日中降るわけではないので、晴れ間の強烈な日差しを浴びることとなる。
*出発前にチェックするもの
・常備薬(胃薬、頭痛薬、整腸剤など)
・体温計
・緊急連絡先帳
・海外旅行保険の加入
■グアムでの病気
主にグアムでかかりやすい病気を事前チェックし、対応病院まで予め知っておく事。
*かかりやすい病気
【症状】 | 【対策】 | |
風邪 |
外では気温が暑く、室内ではエアコンで寒く、 気温差で体調を崩しやすい。 熱、寒気、倦怠感、咳、鼻水などの症状。 |
何か羽織るものを1枚でも持ち歩く事。 外出の際は帽子をかぶるか、日傘をさすのも効果的な予防法。水分補給も忘れずに。 |
下痢 |
年中高温多湿の状態であるため、食中毒を含む消化器系の病気にかかりやすい。 食べた後に段々胃が痛くなり、痢、腹痛、倦怠感、発熱などの症状。 |
水分を多く摂り脱水症状を防ぎ、 失われたミネラルや塩分を補給する事。 できるだけ火のとおったものを食べ、切り売りの果物は避ける。 症状がひどくなったりした場合は、すぐに病院へ行く事。 |
テング熱 |
熱帯シマカという蚊により媒介されるウイルス感染症で、 回復と発生の繰り返し、酷ければ死に至る場合もある。 潜伏期間4~5日、突然の高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、 吐き気などの症状。 |
都市の住宅地でも頻繁に活動しているので、 虫除け薬を塗る、長袖・長ズボンを着用など 蚊に刺されないようにする事。 |
A型肝炎 |
A型肝炎ウイルス汚染された食べ物や水により体内に感染。 発熱、黄疸、茶褐色の尿、白色の便、 倦怠感、無力感、食欲減退などの症状。 |
安静にして十分な休息、肝臓の回復を待つ事。 症状がひどくなったりした場合は、 すぐに病院へ行く事。 |
破傷風 |
【症状】 破 傷風菌がうつることによってかかり、口や手足のしびれがおこる病気です。治療が遅れると死亡することがある。感染して3日から3週間からの症状のない期間 があった後、口を開けにくい、首筋が張る、体が痛いなどの症状が出て、体のしびれや痛みが体全体に広がり、全身を弓なりに反らせる姿勢や呼吸困難が現れた のちに死にいたる。 |
【対策】 予防接種が最も有効。正しい方法で接種を行うと免疫が10年間持続。前回の接種後10年をすぎた人には追加接種をお勧め。犬などの動物にかまれたときは、狂犬病ワクチンと破傷風ワクチンが必要。 |
*緊急連絡先
マイクロネシア・アシスタンス・インク TEL)649-8147(24時間)
グアムの主要旅行エージェントの共同出資で1990年に設立されたマイクロネシア・アシスタンス・インクは、病院への付き添いや立会いをはじめ、ツーリストのトラブルに24時間日本語で対応。
病気や事故が発生したとき、専門のクリニックを紹介してくれ、必要であれば通訳もしてくれる。
困ったことがおきたら、まずここに電話をしてみよう。(メディカルサービスと通訳は有料)