2008年11月6日に閉鎖となるまで、グアムで唯一の政府公認ギャンブルだったグレイハウンド・ドッグレース。タムニングエリアにあるドッグレース場であったここは、30年以上の歴史を持ち、オープン当初約800人もの利用者があったが、閉鎖直前には約300人に減少傾向にあったそう。さらに追い討ちをかけるように、グレイハウンド・ドッグレースの経営者の施設拡大案が住民たちに2度にわたって否決され、その歴史を閉じることとなった。
グレイハウンド・ドッグレースの主役であるグレイハウンドは、世界最速の犬とされており、1周440メートルのコースを時速70キロで走り抜ける姿は圧巻。この犬達を競争させてギャンブル目的で楽しむためにレースは行われたが、閉鎖後、レース犬たちの引き取り先や処遇などについてまだまだ議論はのこされているのも現状。