太平洋戦争の戦場跡を訪ねると、戦争の愚かさを考えることが出来る。「アサン展望台」は、太平洋戦争国立歴史公園内にある指定戦争跡地。正面には、海辺が見えアメリカ軍が築いたアサンの橋頭保で、それに対して日本軍は右の丘の上に司令部と通信所を設けて反撃。また、アサンの橋頭保の左に見えるアプラ港は、前線補給基地として必要と考え、アメリカ軍はグアムを手中に入れたかった。そして、グアムでの戦闘で死んだ兵隊の名前だけでなく、真珠湾で戦死したグアム出身者の慰霊碑も眺められる。日本軍の侵攻と占領を示すレリーフと米軍による解放を示すレリ-フ等もある。山を降り、太平洋戦争国立歴史公園資料館前には、オアフ島東部で見つかった日本軍の二人乗り特殊潜航艇が展示してある。