他の東南アジアの国々と同様、ベトナムにもぼったくりタクシーが多い。
日本語で「このタクシーは安心」などと書いたノートを見せて信用させたり、メーターに細工をしてメーターのあがり方を異様に早くしたり、実にさまざまな手口でぼったくりをしようと試みてくる。やたらに日本語や日本との関係を主張したがる輩はまず怪しいと思ったほうがいい。特に日本人は抵抗しない、結局はお金を払うことをよく知っており、しつこく食い下がってくる。また、お金が取れないのなら嫌がらせにシフトする傾向も多い。これを知っておくだけでも相手が何を考えているかわかりトラブルを防ぐこともできる。
【いち例】
ホテルに手配した送迎者が着ておらず、その辺にいた青年がホテルに代わりに電話してくれることになったが、「タクシーで来いって言ってる」という。かわってもらうと分かりにくい英語で「taketaxi」と言っている。「そっちの送迎はどうしたの?taxiで行ったら料金は?」と聞いたけど「問題ない、タクシーに乗れ」の一点張り。結局タクシーに乗ることにしたのだけれど・・・。その青年が案内してくれたタクシー運転手は20歳くらいの若者。空港を出るなり、空港の入場代として15ドルを請求してくる。お金がないとかわし、やっとホテルに着くがついたとたん最初の提示額3万ドンでなく5万ドンを要求してくる。払わずにおりるとトランクを開けようとしない。ホテルに駆け込み事情を伝えて、ホテルとドライバーで話し合ってもらったところ、350,000ドン(18ドル相当)まで下がった。これ以上下がらないようなので、それで妥協した。私達がひっかかったのはやはり悪徳業者で、「マフィア」と言っていたのだけど本当だろうか?