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ハワイの言葉

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英語表記なのに読み方が全然違う不思議な力を持つようなハワイの言葉

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ハワイの言葉

・ハワイ語の語源

日本ではスピリチュアルスポットなどが、ブームだと聞いたのですが、ハワイはずっと前から世界中の人にとって、スピリチュアルな場所であり、パワースポッ トであり、癒される場所。ハワイに来て不思議に思うひとつが言葉ではないだろうか。街や通り、お店の名前が、英語表記なのに読み方が英語と違ったり。それは、全てハワイ語だから。

ハワイ語は、5つの母音(a、e、i、o、u)と、8つの子音(h、k、l、m、n、p、w、)'(オキナ)と、 ̄(カハコー:長母音)から成り立ってる。元々、ハワイに文字はなかったのだが、 欧米化が進む中で作られたそう。読み方は、ローマ字とほぼ同じなので、日本人には親しみやすい言葉。ちなみに、ハワイは英語表記だとHawaiiだが、ハワイ語表記だとHawai'iになり、wはヴァと発音するので、ハヴァイとなる。ロコの人と話すときに、ハヴァイって発音すると、ハワイ通なんて思われるかも。

 

・ハワイの意味

HAWAIIは、HA、WAI、Iの3つに区切ることが出来、それぞれの意味は、Ha-息、エネルギー(霊感)、命、魂。Wai-水。I-神となり、合わせると、神の水と息となる。なんと、地名そのものが神で、水も生物の生きる源であり、息は生物のエネルギーそのもの。そんな神、水、息がある土地だから、人々が癒されるのも分かる気がする。地球のおへそとも言われているハワイ、この語源を知ってると、さらにHAWAIIが神秘的なものと感じてしまう。

 

・マジックワード

 また、Hawaiiにいると、Aloha(アロハ)っていろんな場所で聞くが、Alohaの意味は、愛、信用、誇り、叡知、歓迎、こんにちは、さようなら、ありがとう、Iloveyou等のいろんな意味を持っている。ハワイでは、いろんなシーンに使えるマジックワード。小さな単語それぞれが意味を持っていて、それを組み合わせて、ひとつの言葉を作っている。Alohaには、いろいろな語源があるのだが、よく紹介されているのが、A-Akahai(上品さ、優しさ)、L-Lokahi(調和)、O-Olu'olu(思いやり)、H-Ha'aha'a(謙虚さ)、A-Ahonui(忍耐)の頭文字をとってALOHAというもの。他にも意味があり、Alo-共有する、今というこの瞬間に心をおく。ha- 息・エネルギー(霊感)・命・魂が組み合って、呼吸を共有する、魂を共にする、という意味もある。そして、Alo-共有する、今というこの瞬間に心をおく、oha-幸せ、喜び、楽しみで、今この瞬間にある喜びを共に分かち合う、という意味。ALOHAがマジックワードになるワケが分かる。ハワイにお越しの際は是非、心を込めてALOHA~。

 

・ハワイの地名通り名

ハワイの地名は、人名から由来しているものもが多く、例えば、ワイキキのメイン通りである、Kalakaua(カラカウア)は、ハワイ王国の王様の 名前が由来。他にも、Kapiolani(カピオラニ)公園、Kuhio(クヒオ)通り、Liliuokalani(リリウオカラニ)通り、 Kamehameha(カメハメハ)Hwy等がある。人名以外では、土地の特徴をハワイ語で表してるケースが多い。Waikiki(ワイキキ)は、 wai(水)がkiki(湧き出る)。Honolulu(ホノルル)は、hono(入江)がlulu(穏やか)となる。名前の由来を気にしながら散歩する と、結構楽しい。

 

・ハワイの四大神

カメハメハ大王がハワイ諸島を統一した頃までは、ハワイ各島では四大神をはじめ、八百万の神々や精霊が信仰されていた。四大神とは、戦いの神であり山や海の神でもあるクー、農耕の神、豊饒の神であるロノ、万物の根源、生命の神であるカネ、海の神、死者の世界の神であるカナロア、これらの神々や精霊に祈りを捧げる場所として、ヘイアウは建設されている。また、この4人の神はハワイに固有の神々ではなく、遠くサモアやタヒチ、アオテアロア(ニュージーランド)に至るまでの、ポリネシア全域で偉大な神とされている。ハワイでは、ロノ神を主神とする収穫祭マカヒキが盛大に行われていた事や、偉大なカメハメハ大王が戦いの神クーを信仰していた事から、四大神の位置付けは、クー、ロノ>カネ、カナロアという順序のようだが、ポリネシア全般では、カナロアが万物の創世神とされているよう。

 

・ハワイのヘイアウ

ハワイの雑誌やスピリチュアルな話の中でも、ヘイアウ(Heiau)という言葉が出てくるが、簡単に言うとヘイアウとは、先史時代のハワイの寺院の事。ヘイアウの起源については、ポリネシア全般でよく見られるマラエという、石積みの祭祀場が伝来したものと考えられている。初期のヘイアウは、規模も小さく儀式も素朴なものであったよう。それが12世紀頃、サモアから高名な僧侶パアオがハワイに渡ってきた頃から状況が変わる。パアオは、権力者であった兄ロノペレとの争いののち、サモアを追われ、王族を含む40人の人々と海を渡ってきたそう。当時のサモアでは、人身御供を含む、厳格な宗教儀式が当たり前のように行われており、この頃から、ハワイのヘイアウでの儀式はより複雑・厳格なものへ。特に、戦いの神クーを祀るヘイアウにおいては、人身御供の習慣が始まった。この、人身御供形式のヘイアウをルアキニ・ヘイアウと呼ぶ。通常は、生け贄とされるのは身分の低い人達。ルアキニ・ヘイアウ(人身御供形式)では非常に厳格なカプ(タブー)が敷かれており、カメハメハ大王の没後1824年、ハワイ王朝は古代の宗教を捨て、キリスト教への帰依を図って、全てのヘイアウを破壊したが、人々の間には、今でもヘイアウ跡へ無闇に立ち入ることをカプとする考え方が生きているよう。

ヘイアウでしてはいけない、禁止事項

・へイアウ(神殿)などにある石の場所を動かしたり、石を持って帰ったり、落書きをしない

・神殿内の「立ち入り禁止地域(KAPU、カプ)」と書いてある場所には入らない

・ゴミは捨てない

・レイやお花、お供物などは、無人の神殿の場合は持ち帰る

・神殿の中でタバコを吸ったり、ものを食べたりしない

・大きな声で騒いだり悪ふざけをしない

・水着やタンクトップのような肌を露出した格好で参拝しない

・携帯の電源は、神殿(へイアウ)内では切る・聖地であることを自覚して、つねに常識を持った振る舞いをする

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記事最終修正日時
2013.03.07 07:58

Creative Commons — 表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本 — CC BY-NC-ND 2.1

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