コナ地区から南に下った所にある「ホナウナウ国立歴史公園」は、ハワイで最も由緒あるヘイアウがこちら。現在は復元され、綺麗なヘイアウ。
プウホヌアは、ハワイ語で避難や保護という意味で、つまりプウホヌア・オ・ホナウナウとはホナウナウの避難所という意味。守り神のティキ像も、ちゃんと四方八方を向いてヘイアウを守ってる。古代のハワイには様々なカプ(禁忌)があり、それを破るということは、死刑を意味。そこでカプを破った人々は、プウホヌア・オ・ホナウナウのような場所に逃げ込んで、ここで祈祷を受けてカプを清めれば、死刑にならずに済んだと言われている。18世紀後半の戦争中には、戦闘に加わらない老人や子供、病人などの身柄をここで保護してた。また、古代のハワイでは、しばしば首長間の戦争があり、もし敗れた場合は兵士でなくても、死刑になってしまうが、この避難場所に逃げ込めば助かったそう。ただこの周辺には、彼らを捕えようとする人々が待ち構えていて、中に逃げ込むのもなかなか大変だったらしい。
現在は、観光地化してしまっているが、瞑想してる人がいたり、信じる人にはとても感慨深い場所。ビッグアイランドへ行ったら、是非立ち寄って欲しい場所の一つ。