エマ女王の「サマー・パレス」は、カメハメハ4世の妻クイーン・エマの為に建てられたニューイングランド様式の建物。1800年の中頃に、息子であるアルバート・エドワード王子と共に別荘として使用していたそう。エマ女王にとって、この土地は、叔父であるヤング2世から譲りうけた場所で、家族と幸せな時間を過ごしたいと言う思いが詰まっている地なのだとか。しかし、一人息子のアルバート・エドワード王子はわずか4歳でこの世を去ってしまい、夫のカメハメハ4世も約1年後に他界してしまう。
家族との短い幸せな日々の思い出が館内に、幸せそうな3人家族の肖像画等が飾られている。また、寝室やダイニングルーム、館内一国宝と言われている、アルバート・エドワード王子の揺りかごも見るだけでも、かなり貴重なもの。なんでも、ハワイ原産の何種かの木が使用され特別で作られたものだそう。他にも、庭園には家族によって植えられたと言われるマンゴーの木や、池等がある。一時は、壊されかけた「サマー・パレス」ですが、プロテスタント団体によって復現在も存続中との事。
エマ女王の生涯を感じられる場所でもある「サマー・パレス」、ハワイの歴史を学ぶのにも良い場所。
・入場料:大人 6ドル, 子供 1ドル