香港からマカオへ向かうフェリーのターミナルは主にこの香港島の上環と九龍半島の尖沙咀だが、規模はこちらの方が大きく、フェリーも24時間発着している。就航しているのはターボジェットとターボキャット。
ターミナルビルの中には多くの旅行社のカウンターがあり、入り口には夜総会などのポスターがズラリと貼ってある。また、併設飲食店も多く、時間の合間に食事もできる。
旅行社の商品は主に風俗系のサービスをセットにしたものが多く、一般観光客にはあまり需要は無いが、一応名の通ったホテルなら予約を取ることが可能な上現地で手配するより割安になることが多いので、利用価値が無いわけではない。風俗系のサービスはフェリーのチケットがセットに含まれる関係上、旅行社でフェリーのチケットのみを割安で購入する裏技があるらしいが、そんな手間を掛けなくとも繁忙期にはフェリーのチケットのみを正規料金より安く売っている事が結構あるので、見かけたら利用するのがお徳。安いといってもせいぜい5元程度でたまにダフ屋が一割程度安いチケットを売っている場合もある。
なお、乗船前にあまり大きな荷物を持っていると20元の追加料金を取られる事があるので注意。就航するフェリーのタイプが電光掲示板に出航時刻と共に表示されるので、希望のタイプ(ジェットホイルかターボキャット)があれば指定してチケットを買うことができる。出国審査の後、乗船口で座席指定のシールをチケットに貼られるので、友人等と連番の座席を希望する場合はその時点で伝えること。
フェリーチケットは往復で買うと割引が適用されるが、帰りの便も指定しなければならないので、予定が不安定な人は片道で買った方が良い。また、夜間は料金が割高になる。