銅鑼灣(コーズウェイベイ)近くの大坑(タイハン)地区で行なわれる「ファイヤードラゴンダンス」。平安を願い、100年以上前から続く中秋節の一大祭りだ。始まりは、昔疫病が広がったとき、火龍を祀って鎮めようとしたことからといわれている。長さ66mの、木で作られた龍の背に馬のたてがみのような線香をたくさん刺す。そして、それに火をつけて街を練り歩くというものだ。20代から30代の40人ほどの男性たちが龍を背負い、まるで火の龍がダンスしているように見えることから「ファイアー・ドラゴン・ダンス」と呼ばれるようになった。1回の踊りは約30分ほどで、線香をかえ、再び舞い踊る。時間は20時半から22時頃までだ。使われた線香は、見にきている地元の人や観光客に配られる。踊りが行われる場所は、安庶庇街と平行している浣紗街というところで、近くにメトロパークホテルがある。