誰にも教えたくない、隠れた名店、広東家庭料理のお店「滋味一方」。
このお店のキャッチフレーズは、”屋企feel清淡少油,媽咪靚湯,絶無味精"薄味、油分少なめのおふくろの味。美味しいスープ、化学調味料一切使用していません。
目玉は、広東スープ。日替わりで2種類用意されていて、1人分ならスープ壷で、複数なら鍋で頼む。「豉汁帶子蒸豆腐」(蒸し豆腐の貝柱と豆豉醬のせ)は非常にあっさりしている。「珊瑚蚌芙蓉蟹」(珊瑚蚌は、珊瑚っぽい形の赤貝みたいな貝)卵白と蟹でふわふわに仕立ててある。
その他、いろいろ舌にも身体にも優しいおかずがたくさん。
ここでは香港のおふくろの味を楽しめることができるが、味だけでなく、お店の人も香港のお店にありがちな「急かし」「イラち」な感覚がない。店内の時間もなんだか妙にゆったりしているのだ。とはいえ、食べ物が出てくるのは結構速い。
そういう意味でも、「屋企Feel(家庭の感覚)」。スピード命のガチャガチャしたサービスではなく、そっとさりげなくお客さんを見守ってくれていて、おかずを出してくれたり静かにお皿を下げてくれたりする。そして、とても心地よいタイミングでこれまたそっと「頼んだものに肉類ないけど、大丈夫?お肉だったら鶏とかもあるよ」と薦めてくれたりする。押し付けがましくない。まさに、「舒服=心地よい」空間で、おうちご飯が楽しめる。
休日の夕方や平日の21:00くらいまでは混むが、HK$100以上は外賣(出前)可。電話でオーダー後取りに行く事も可能。