海鮮が美味しいとネットで評判の「金山海鮮酒家」。香港美食探訪でも高評価と気になる店。佐敦に2軒あり、本店は古く、営業は夜のみのようだ。新しい店の方は、飲茶もやっていて比較的綺麗とのこと。分店の方の飲茶へ。エレベーターで7階まで上がるといきなり店がある。あまりに間近なので、店の看板も席とエレベータ前の通路とのつい立てに店名が書いてあるような状態。広さはあまり広くないようだ。土曜の12時前ということで結構のにぎわいである。「金山海鮮酒家」はローカルレストランという感じはあるが、女の子を連れてきても大丈夫そうな雰囲気。飲茶はどれも無難においしく、特に蝦餃子と珍珠咸水角がイチオシ。珍珠はもち米、咸水角は薄皮の揚げ餃子のことで、外はカリッとしてて中は少し甘みがあってもちもちした食感。餡はねぎというより玉ねぎっぽい香りがする。春巻の中身は、ダイコンと干しエビ。周りを見ると、叉焼が乗ってるご飯を食べてる人が結構いる。「金山海鮮酒家」のメニューは写真付きではないが、英語の表記はあるし、店内の柱にいくつか写真とメニュー名が書いてあるので、なんとかオーダーできるだろう。値段は時価が多い。
夜はかなりお客さんでにぎわっているので、夜6時半過ぎには並ぶのを覚悟で行った方が良い。今回「金山海鮮酒家」で夜オーダーしたのは、椒鹽瀬尿蝦(大シャコのチリ・ガーリック揚げ、時価=1匹38ドル)、蒜茸蒸海中蝦(ホタテのガーリック蒸し、時価=1つ16ドル)、白灼蝦(ゆでエビ-8匹、88ドル)、清蒸石斑魚(ハタの姿蒸し-小さめの1匹時価=128ドル)、清炒菜遠(チョイサム(菜心)=青菜の種類を炒めたもの、58ドル)、アサリの炒め、牛油白飯魚(シラウオの唐揚げバター風味、58ドル)、啤酒(ビール-4本)で、およそ700ドル弱。大人4人なので、なんともお安い。シャコはハサミをもらい、自分で殻を外して食べるのだが、身が大きくておいしい。ホタテもガーリックがかなりきいていて美味。茹でエビはやさしい味で、ガーリックとのバランスが絶妙。ハタも身がプリプリしてておいしい。チョイサムは香港ではポピュラーな青菜で、菜の花みたいな花がついているが、クセがなくて食べやすい。オススメ料理である。アサリと白魚は味がしっかり付いていて、白いご飯ともよく合う。ローカルな雰囲気の中、美味しい海鮮料理が食べたかったら、「金山海鮮酒家」がお勧めだ。ぜひ、お試しあれ。