元々は漁村だった鯉魚門は今は観光客に人気の海鮮レストラン街になっている。
鯉魚門では、まず水槽の並ぶ魚屋さんで食べたい魚介類を選ぶ。海老、帆立、イカ、ハマグリといった見慣れた魚だけでなく、変わった形の貝や大きなシャコなど、魚選びだけでも充分楽しめる。選んだものは魚屋さんと提携しているレストランに持って行って好みの方法で料理してもらう事ができる。海老はシンプルに蒸すだけ。「白灼蝦(バッチョイハー)」といい香港では定番メニュー。シンプルなだけに蝦の鮮度のよさが生きる食べ方。茹でたバイ貝や菜心という野菜(アブラナ科の青菜)の油菜(ヤウチョイ)(油を入れたお湯でサッと茹で、蠣油をかけて食べるもの)。マナガツオの清蒸など。どれもシンプルで美味しい!香港以外でなかなか見られないのが大シャコ。ニンニク、チリと一緒に香ばしく揚げてある。後を引く美味しさ。