サンタ・マリア・デル・カルミネ教会内部にある「ブランカッチ礼拝堂」。1771年の火災による大被害からほぼ免れたこの礼拝堂の壁には、マソリーノや彼の有能な弟子、マサッチョの有名な絵画が飾られている。1771年の火災で黒くすすけてしまったフレスコ画は、1990年には修復され、その美しさが蘇った。
1400年代のフィレンツェ建築、絵画、彫刻のバランスが取れた代表的な建築物である。後のボッティチェリ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ等をも魅了したといわれるそのフレスコ画は、一見の価値あり。ぜひ、後世に残る傑作を確かめてみて。