大聖堂の北側に位置し、アーチ窓の連続する回廊付の美しい中庭を持つ「カンポサント」。13世紀に約100年かけて建てられたという墓所だ。中庭の土は、ゴルゴダの丘の土と言われているそうだ。回廊の壁には14世紀に描かれたフレスコ画があったが、残念ながら第二次世界大戦の空襲でほとんど消失してしまったとのこと。壁には海洋国家らしいレリーフや修復中の壁画が並んでいる。展示室には修復された作者不詳のフレスコ画「死の凱旋」が飾られている。また4連のアーチ窓には大理石の細かな細工が続く。
床下には約600人が眠っていると言われている。壁面には彫刻と壁画があり、なかなか見ごたえがある。あまり訪れない場所のようだが、涼しくて過ごしやすい場所だし、綺麗な中庭もあってオススメだ。ちょっとした休憩がてらに訪れてみてはいかが?