パレルモの旧市街に位置する「パレルモ大聖堂」。1184年に、大司教グァルティエロ・オッファミリオによってイスラム教徒のモスクからシチリア・ノルマン様式の教会に改築された建物。そのためイスラムの雰囲気も感じられる教会だ。その後も時代の変遷とともに増改築が行われた。また、「パレルモ大聖堂」にはルッジェーロ2世、神聖ローマ皇帝エンリコ6世と、その妃コンスタンツァ1世、フリードリヒ2世らの石棺が安置されている。
「パレルモ大聖堂」は陽気な空気が漂っていて、静謐さよりも明るさが印象的だ。長期に渡る外国からの支配に複合された中では最もパレルモ的な建物ということだ。