ピアッツア・サンカルロ広場を突き抜けて、反対側に位置する「エジプト博物館」。ガイドブックでは「エジプトカイロにあるものに次ぐ規模のエジプト博物館」とのことだ。裏通りの石造りの建物が連なり、「エジプト博物館」はあまり目立たない。館内は近代的な明るい雰囲気で、展示スペースにはガラスのショーケースが立ち並ぶ。エジプト象形文字の石版や、地下は遺跡を再現したもの、2階には多くのミイラが展示されている。人間のミイラ、石棺、木棺、そして、さまざまな動物のミイラもガラスのショーケースの中に所せましと並んでいる。武具・生活用品・陶器類なども多く並んでおり、見応え十分だ。紀元前2800年のラムセス2世の像や、死者の壷として有名なカノープスやミイラなども多く所蔵されているそう。
ナポレオンのエジプト遠征に従事したピエモンテ出身の軍人のコレクションが中心という「エジプト博物館」。カイロに次ぐ規模の博物館のようなので、機会があればぜひ立ち寄ってみて。