ナポリとポンペイの中間に位置しする「エルコラーノ」。ここもポンペイと同じく79年のヴェスーヴィオ火山の噴火により埋まってしまった街である。駅から海のほうへ延々と下るとエルコラーノの遺跡に到着。裕福な貴族たちが保養地として愛した場所で、人口5000ほどとポンペイに比べるとかなり少ない。規模も小さな遺跡だが、かなり良い状態で発掘されている。なんでも、ポンペイは火山灰で埋まってしまったのに対し、ここ「エルコラーノ」は溶岩流で埋まったために、木材等がそのまま残っていたという。モザイク模様の装飾なんかもそのまま残されていて、とても美しい。女性はポンペイよりもこちらの方のが楽しめるのではないか。当時の豊かな生活を垣間見れる「エルコラーノ」。世界遺産にも登録されているので、一見の価値あり。