フィレンツェ郊外のセスト・フィオレンティーノにある「ジノリ博物館」。建物の2階部分が美術館となっていて、270年もの歴史を誇るリチャードジノリの貴重な作品を見ることができる。館内は初期から20世紀にいたるまでの歴史を5段階に分け、展示、説明をしている。1735年にトスカーナ大公国のカルロ・ジノリ侯爵が創業した時から美術館は存在したので、その当時の貴重品も見ることが出来る。
美術館のすぐ隣には「Botteguccia」とよばれる、ジノリのいわゆるアウトレットも併設されている。また、「la tecnica di spolverino」と呼ばれる、色粉をお皿に振り、描きたい絵を写す方法(ジノリでは、一般的にこの方法で色付けされる)を教えてもらえるという貴重なラボがあり、対象年齢は6歳以上ということだ。機会があれば、ぜひ参加してみて。