ラファエロやブラマンテを生んだウルビーノという街に堂々と聳えるドゥカーレ宮。この宮殿内にあるのが「国立マルケ美術館」だ。館内は撮影禁止となっているのだが、係員に撮っていいか聞いたところ、一度はダメと言われたものの、特別に1枚か2枚なら良いと許可をもらえた。
「国立マルケ美術館」には有名な画家の作品が所蔵されている。最も有名なのはラファエロとピエロ・デッラ・フランチェスカとティツィアーノだろうか。気品を感じるラファエロの「貴婦人の肖像画」や描写の細かいピエロ・デッラ・フランチェスカの「キリストの鞭打ち」など必見の作品が多く展示されている。また、寄せ木細工と呼ばれる、色々な種類の薄い木片を組み合わせて作られている作品も見ごたえがある。寄せ木細工に四方を囲まれた部屋もあり、モチーフが色々あったり、その細かさは感動ものだ。数々の傑作が鑑賞できる「国立マルケ美術館」は必見である。