メディチ家初代のコジモ・イル・ヴェッキオも援助によって建てられた「サン・マルコ美術館」。かつてはドメニコ会修道院だったところで、ここの修道僧であったフラ・アンジェリコとその弟子による見事なフレスコ画が飾られている。2階の階段を上がりきった正面にある「受胎告知」は必見である。かなり大きな作品で、見るものを一気に作品の世界へと誘う傑作だ。また、2階奥にはサヴォナーラの僧房やコジモ・イル・ヴェッキオの瞑想室も残っている。元修道院ということで中庭もあり、のんびり見て回ることが出来る「サン・マルコ美術館」。いたるところでフラ・アンジェリコの作品が見れるので、ぜひ立ち寄ってみて。